ジュネーブで英語は通じるか <業種別>

スイスには4つの公用語があり、話者の多い順に

ドイツ語(チューリッヒなどドイツに近い地域で使用)

フランス語(ジュネーブなどフランスに近い地域で使用)

イタリア語(ティチーノなどイタリアに近い地域で使用)

ロマンシュ語(使用者はスイス人口の0.5%のみ)

となっています。

特にドイツ語は“スイスドイツ語“とも呼ばれるスイス特有のドイツ語で、話している方は誇りを持っているという話を聞きました。

そして上記の通りジュネーブではフランス語が使われています。スイスに来てからフランス人とカナダ人のフランス語ネイティブの方と話をする機会がありましたが、彼らが言うにはやはりスイスのフランス語も多少の独自性があるようです。

フランス人にとってはスイスのフランス語は形式ばって聞こえ、カナダ人にとってはスイスのフランス語の方が新しい感じがするということでした。

いずれにせよ私はいままでフランス語を勉強したことがなかったので四苦八苦しながらの生活です。

標識や説明書もフランス語…これは大変だけれど時間をかければ解読できるのですが、病院や買い物などですぐに意思疎通をしたいときがあります。そんな時は「すみません、フランス語ができないので英語で話せますか?」とお願いしています。

このお願いが聞き入れられる確率は体感的には75%といったところです。

業種にわけてみると

<病院>

内科医→ほぼ100%英語ができる

歯科医→85%くらい。予約時に英語話者希望と伝えたほうがベター。

病院の受付→50%くらい。話せない場合は英語がわかる同僚を呼んでくれる。

看護師さん→40%くらい。意思疎通ができないまま処置を続けられることもある。

<配送関係>

荷物の配達員さん→5%くらいしか英語を話さない。フランス語のみと思ってほぼ間違いない。

郵便局の窓口→70%くらい。困っていると英語で説明してくれる。

<お店>

洋服屋さん→60%くらい。英語ができなくても普通に買うだけならそんなに困らない。

カフェ→70%くらい。

スーパーのレジ→50%くらい。

おもちゃ屋さん→50%くらい。Birthday Presentすら通じないこともあれば英語で接客してくれる方もいる。

<その他>

移民局→30%くらい。案内の方はフランス語のみ。窓口では多少の英語が通じるが流暢ではない。

マンションの管理人さん→うちのマンションはフランス語のみ。他物件の管理人さんを知らないので未知数。

(あくまで個人的な体験を基にした数字です。)

観光客を相手にするような職業の方はほとんどの方が英語を話すと思います。

意外だったのは外国人がたくさん来る移民局で英語があまり通じなかったことです。

日常生活を送る中では、配達員さんとインターフォンで話さなくてはならないときが一番困っています。