スイス・フランスで見かけた意外な日本語

外国でも通じる日本語といえば”kawaii”や”sukiyaki”などが有名ですが、スイスやフランスでも日本語を見かけることがあります。

スーパーで買いものをしている時に「こんな言葉がそのまま使われているの?」と思ったものをいくつかご紹介します。

①Nashi

梨です。スイスやフランスでは洋梨が主流ですが時期によって日本で見かける丸い梨も並んでいます。日本のように豊水や香水といった品種名は書いていなかったのですがNashiというからには日本の種なのでしょうか。私が買ったものは甘味少なめのゴジゴシした食感でした。

②Kaki

柿です。日本で売っている四つ溝柿と同じものが秋にはスーパーに並びます。1個売りの商品だと思ってお会計をしたらレジの人に「柿は2個セットだから売り場に行ってもう1個持って来て」とフランス語で教えられ、フランス語が充分には分からないながらも(カキ!?いま柿って言った!)と内心驚きました。何度か買いましたがいつも甘くて美味しかったです。

③Nerimono

練り物。こちらではカニカマがこう呼ばれています。寿司ネタとして使われているだけでなくサラダなんかにも入っていてシーザーサラダ、コブサラダ、ネリモノサラダみたいに表記されているのを見るとなんだか不思議な感じがします。スーパーではカクテルシュリンプのようにマヨネーズかオーロラソースがセットになったものが売っています。味はおそらく日本と同じだけれど長さは半分くらいです。

④Yuzu

柚子です。食べ物に柚子が使われているのはあまり見かけませんが洗顔料やボディーソープの香りとしてはそこそこポピュラーなようです。柚子の香りのボディーソープには « 日本の香り»なんて書かれていて、スイスやフランスの方が日本の香りを求めてくれているのかと思うとちょっぴり嬉しくなります。

スイス・フランスのスーパーで見かける日本語を紹介しましたが、逆に「こんなに見かけないと思わなかった」ものは“抹茶“です。日本旅行に来る外国の方が抹茶味のお菓子をたくさん買って帰るみたいな話を聞いたことがあるのでこちらでも市民権があるのだろうと思っていたらお茶コーナーにも日本食品コーナーにも並んでいませんでした。抹茶味のアイスやチョコが恋しいスイス生活です。